(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

マイラーズCレビュー・・・なんだかなぁ

混戦の予想でしたが、その通りと言えばその通り、しかし上位入線が予想された馬達はダノンヨーヨーが3着、アパパネが4着がやっとで、大波乱になりました。
 
シルポートの逃げ切り。
勝ちタイムは1分32秒3。上がり3Fは34秒3。
立派なタイム、立派な逃げ切りです。
しかし・・・この馬よりも約1秒速い上りタイムで追い込んでもダノンヨーヨーでも勝ち馬にコンマ3秒及ばない、というのはどうなんでしょうか。
最も速い上がり3Fを記録したのはスマイルジャックで、33秒0ですが、それでも勝ち馬に0.5秒及ばず。
つまり、残り600m時点で1秒8以上勝ち馬に離されていたということです。
そして、そこから勝つためには上がり3F32秒5の脚を使わなければ勝てない、という位置取りをしていたわけです。
 
今年のきさらぎ賞あたりでもそうでしたが、どう考えても前に届かない位置取りで競馬をしている、後方の馬の騎手は勝つ気がないのでしょうか。
よく「誰も捕まえにに行かないので動くに動けなかった」というコメントを聞きますが、ファン心理としては自分が馬券を買っている馬が上位に来ないことには、後方のダンゴの中で最先着しても嬉しくもなんともない、というかむしろ勝ちに行くレースをしていないことに憤りを感じるばかりです。
 
・・・まあ確かにシルポートは冒頭に書いた通り、強い競馬でした、と認めるとしましょう。
 
しかし2着のクレバートウショウの2着はどうでしょう。
確かに14番人気という低評価よりは良く走ったとは言えますが、この馬自身シルポートの0.7秒後ろを走っていて、さらにアパパネあたりはさらに0.9秒後を走っていたことになります。
この辺の騎手のペース感覚の欠如には毎度ながら呆れます。
 
ええと、レビューに話を戻しますと、ハッキリ言ってクレバートウショウの2着は、展開に恵まれたフロックに近いと思います。
 
3着に1番人気のダノンヨーヨー。今日は珍しく好スタートを切って、やや前目での競馬でした。
この馬が本調子なら差し切っていたと思いますが、今一つ伸び切れなかったのはやはりやや余裕を残したつくりだったということでしょう。安田記念では再度期待です。
 
4着は3冠牝馬アパパネ
正直3冠とはいえ同世代の牝馬同士のものですし、休み明けでもあったので正直今回は苦しいのではないかと思い無印にしていました。
しかし中段やや後方から外目を回り、長く脚を使って4着に入ったのは少々驚きでした。
古馬に交じっても十分やれるという手応えはつかめたのではないでしょうか。
 
横山典騎手がペースを読んで先行気味にレースを進めたことが良かったのだと思いますが、それでもこのメンバーで59kgを背負い、5着に入ったのはかなり復調していると見て良さそうです。
昨年もこの時期から連勝を始めたように、この時期も良いのでしょう。
ほぼ好調時に戻ったとみて良さそうです。
 
上がり3Fで33.0秒と最速の脚を使いましたが、位置取りが悪過ぎてここまで。
せっかく前走、前々走で先行していい競馬ができていたのに、もったいない感じです。
この馬も展開さえ向けば、安田記念で好勝負できる馬の1頭でしょう。
 
その他では小生の本命、3番人気のリーチザクラウンは9着。
後方から外を回っては間に合わないと見た武豊騎手が内を突きましたが、結果的に前の馬群が密集しているところに突っ込んでしまい、直線はほぼ全く追えませんでした。
完全な不完全燃焼(変な表現ですが)で、それでも勝ち馬との差が0.7秒というのは実力の証と言っても良いでしょう。負担斤量が58kgでもあったので、安田記念での巻き返しが期待されます。
 
こういう極端に速い上りタイムの競馬は合っていないのだと思います。
もっと前で競馬をすべきだったのではないかと思います。
 
重賞連続2着だったガルボは12着。
この馬にペースも向き、また好調でもあったのでもっと走れると思っていたので、意外な惨敗でした。
敢えて言えばこの馬もあまr速い脚を使う馬ではないので、もっとシルポートの近くで競馬をした方が持ち味を活かせたのかも知れません。
 
ゴールスキーは15着惨敗。
やや後方からの競馬になってしまい、直線も進路がたびたび塞がり、最後は福永騎手が完全にあきらめて流していました。
それにしてもやや負け過ぎなんじゃないかなぁと思います。
何かトラブルがあったのかもしれません。
故障とかではないと良いのですが。
 
題名の通り「なんだかなぁ」というレースでした。
着順と馬の実力があまり比例していないレースになったのではないかと思います。
但し、後続がちょっとかわいがってくれれば、G1級相手でもシルポートがも持ち味を存分にに発揮できることだけは事実でしょう。