(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

フェブラリーS的中!&レビュー

いやー。
フリオーソから買った小生としては心臓に悪いレースでした。
さてそれはさておき。
 
トランセンドがマイペースで運び、逃げ切り勝ちを収めました。
まずスタートが決まりました。
これで藤田騎手も躊躇せず逃げの手に出たのだと思います。
これを追走すると思われたフリオーソは対照的に、1完歩目でトモ(後ろ脚)を落とすような感じでダッシュが付かず後方からの競馬になりました。
そして他に競りかけてくる馬もおらず、1000m通過は1分00秒1。
スタート部分が芝で前半が速くなりがちな東京ダート1600mコース、そしてG1としでは遅めのペースで流れました。
3コーナー付近からマチカネニホンバレが並びかけ、直線は叩き合いになりましたが、ここはスピード持続力の違いで競り落とし、最後まで脚勢は衰えずゴール。見事に1番人気に応えました。
競ってくる馬がいなかったこと、フリオーソが後方からの競馬になってしまったことなどややラッキーな面もありましたが、前に行けることがそのままこの馬の強みでもあり、また並びかけられてから粘り腰を発揮し、後続を1馬身半離したので、まず完勝と言って良いでしょう。
マイル戦で勝てたことで、今後のローテーションにも広がりが出そうです。
 
2着に何とか追い込んで来たフリオーソ。小生の本命馬でした。
基本的に逃げるか2番手で競馬をする馬なので、スタート直後にトモを落とし気味になり後方からの競馬になったのを見た瞬間にはほぼハズレを覚悟しました。
しかも道中流れが落ち着いてしまい、しかもずっと馬群の外を追走する形で、4コーナーも外を回ってまだ後方。
しかしここからジワジワでがら伸びてきました。
残り200m付近から先行勢の脚がやや鈍り始め、相対的にフリオーソは加速。
それでも2番手のバーディバーディとは離れており、いいとこ3着かなという脚勢でした。
しかしここからミルコ・デムーロ騎手の剛腕もあり、バーディバーディをクビ差交わして2着。
メンバー中1番の上がり3F35.7秒という数字にこの馬の強さが表れています。
スタートさえまともだったらこの馬が勝ったはず、この馬が出走馬中1番強い、という思いはレース後により強くなりました。
またいつもは戸崎騎手が騎乗しているので、按上がそのままこの馬を熟知している戸崎騎手だったらまた違うスタートが切れたのではないか?など、「たられば」を言いだすとキリがありませんが、強さは見せたものの、南関東競馬のファンとしてはちょっと残念な結果だったことは確かです。
 
3着に小生対抗指名のバーディバーディ
道中は中位を追走し、直線もうまく前が開いて、ほぼ理想的な競馬ができたのではないかと思います。
この馬としては、もっと速い流れになった方が実力が発揮できたのではないかと思いますが、一方で前2頭には完敗の形でした。
しかし直線長く脚を使っており、今後多少メンバーが落ちれば交流G1勝ちの可能性もあると思います。
 
4着に5番人気のダノンカモン
前半ちょっとズブい面を見せて、リスボリ騎手の意図ほど前に行けなかった感じでした。
最後も良く伸びていますが、現状ではこのあたりが妥当な結果のように思います。
 
5着に一時はトランセンドに並びかけ、抜け出そうかという脚勢を見せたマチカネニホンバレ
スッと2番手に付けられたように、東京コースの1600mの適性十分でした。
最後は勝ちに行った分5着に沈んでしまいましたが、見せ場十分でした。
現状ではトランセンドとの力の差があるのは明らかですが。一方で勝ちに行っての結果なので健闘と言えます。
 
6着以降は5着馬と2馬身半遅れで、上位陣とは力の差がありそうです。
その6着馬はクリールパッション。
全くの人気薄でしたが、良く走っています。
底力を要求される流れは合っていそうです。
また東京コースの実績もありました。
 
内ラチ沿いから良く伸びて頑張ったと思います。
砂をかぶる展開でしたが問題なかったので、ダート適性も十分あったと言って良いでしょう。
 
直線やや前が壁になるところがありましたが、前が開いてからも伸びはジリジリ。
どうも昨秋以降馬の状態が芳しくないようです。
昨年夏にトランセンドカネヒキリを破ったように力はある馬だと思うのですが・・・
 
スムーズに流れに乗れているように見えましたが、追われて全く伸びませんでした。
条件も合わなかったのかもしれませんが、それにしてもこんなに負けるとは・・・
今年の平安Sのレース自体のレベルが低かったのかもしれません。
 
その他では南部杯勝ちのオーロマイスターは12着。
とにかく全く伸びませんでいた。
条件は悪くないはずなのですが、南部杯で全ての力を使い果たしたような感じです。
今後良化してくるかどうかもやや疑問です。
 
2番人気のセイクリムズンは14着惨敗。
先行して3番手あたりの追走でしたが、ちょっと気分良く行きすぎた感じで直戦は全く伸びず。
もともと1600m以上では実績がないように、距離が長かった感じです。
 
ダート適性自体に問題はないと思いますが、最内枠で砂をもろにかぶる初めての展開で、嫌気がさしてしまったのではないかと思います。
マイルも距離的に短い印象を受けました。
やはり最低限1800mは距離が欲しい馬なのだと思います。
またアメリカのダート血統ながら、芝のレースにより適性がありそうです。
 
ここ数年では勝ち時計が遅かったですが、これは主に馬場の影響もあったでしょうが、出走馬のレベルもやや低かったと言えるのかもしれません。
しかし勝ち馬のトランセンドは走るたびに強くなっている感じで、引き続き今後のダート競馬を牽引することになりそうです。