(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

有馬記念レビュー(その2)

今日は10着以下と総括を書いていきます。
 
スタートから中位の最内をずっと進むロスの無い競馬でした。
直線も十分にスペースはあったと思いますが、伸びませんでした。
昨年のレベルの高かった有馬記念で4着に入っているので実力は十分に足りるはずですが、
どうもこの秋は調子が上がらないようです。
 
11着に先行策に出たオウケンブルースリ
全く伸びませんでした。
気性的にもまれるのが良くないのか、終いを活かすメリハリのきいたレースじゃないと力を発揮できないのか、中山コースは苦手なのか、理由は謎です。
脚もとの弱い馬だけに、故障でなければいいのですが・・・
 
この相手にこのペース。
そしてエリザベス女王杯⇒JCというきついローテーションと、この馬にとって厳しい条件が多すぎました。
JCで6着に好走しているように、底力はここでも足りる馬だとは思います。
この馬は有馬記念ではやや条件が合わず凡走した、ということは覚えておきたいです。
 
昨年の覇者ドリームジャーニーは13着。
3馬身ほどの出遅れ、そしてこのペースで後方からの競馬にならざるを得なかったことが致命的でした。
また、前走からプラス14kgが表わしているように、昨年より臨戦過程が悪く、状態が本当でなかったのもあったでしょう。
本来流れが向かなくともそれなりにいい脚を使える馬ですが、それが全く見られなかったのは状態面での問題でしょう。
この馬にとっては春秋のグランプリへの臨戦過程が乱れてしまい、今年は不運な1年でした。
 
アメリカ遠征帰りのレッドディザイアは14着。
ブエナビスタと再三好勝負していたこの馬がこの着順に甘んじたのはやはり状態が本当ではなかったとしか考えられません。
立て直せば牡馬に伍してもいい勝負ができる実力を持った馬です。
 
そしてしんがり負けはジャミール。
力負け、と言ってしまえばそれまでですが、典型的なステイヤーズタイプなので、このレースのようなスローペース+最後に瞬発力勝負、というのは最悪の展開でした。
また大外枠を引いてしまった点も不運でした。
もう少し長い距離ならば、見直せる馬だと思います。
 
超スローペースに流れたため、実力を発揮できた馬、発揮できなかった馬とハッキリ分かれてしまいました。
1頭でも典型的な逃げ馬がいたら大分違う結果になったのではないかと思います。
 
ヴィクトワールピサが勝ったことで、年度代表馬はやや混沌としてきました。
今年G1を2勝以上したのはブエナビスタヴィクトワールピサアパパネの3頭で、もう1頭挙げれば宝塚記念優勝+凱旋門賞僅差2着のナカヤマフェスタ、この4頭の中から出ると思います。
G1の勝利数だけならアパパネの3勝がトップですが、さすがに3歳限定競走の優勝だけで年度代表馬は無理なのかなと思います。
エリザベス女王杯で勝つか、せめて2着ならチャンスはあったと思いますが。
そうすると順当にブエナビスタでしょうか。
G1勝ちが天皇賞は良いとして、もう1つのG1が牝馬限定のヴィトリアマイルでハナ差勝ちというのがやや頂けないところではあります。
が、その他に宝塚記念、JC(実質勝利)、有馬記念というスーパーG13つで2着というのは立派なので、ブエナビスタ年度代表馬となるでしょう。
 
個人的には秋のG1はエリザベス女王杯以外全てハズレという惨憺たる結果に終わりました。
今年通年の収支については明日掲載しようと思います。