予想通りテイエムプリキュアの逃げでしたが、テン乗りの国分恭騎手がかなりスローで逃げたため、予想以上にペースが緩みました。いくらテン乗りとは言え、もう少し積極的なレースをしないとこの馬の持ち味が全く出ません。それもあってテイエムプリキュアはブービー負け。ですが、それでも勝ち馬から1.2秒差というのがこのレースの混戦ぶりを物語っています。
勝ったのはナリタクリスタル。道中は4番手の外側を追走していました。
いつもより前目でのレースでしたが、これは幸騎手の好判断だと思います。
直線は少しずつ外に出しながらのスパート。
最終的に前目に行ったことが功を奏して、クビ差勝ちでした。
4コーナーあたりからずっと追い通しでしたが、長くいい脚を使いました。
幸騎手の好騎乗もあっての勝利だと思います。
2着は直線伸びてきたトウショウシロッコ。
中段から良く伸びてきました。もともと左回り巧者だったこともあり、いい脚を長く使ったと思います。
それでも重賞勝ちに至らないのがこの馬の悲運です。
3着は道中3番手追走のサンライズベガ。
有力馬の中では一番前での追走でした。
実力を発揮して良く走っていますが、やはりもうワンパンチ足りない感じです。
4着に2番人気のメイショウベルーガ。
3コーナーあたりで挟まれたのか、他の馬を気にしたのか、ちょっと下がってしまったのが痛かったと思います。
直線はメンバー中一番の末脚を見せましたが、残念ながら4着まで。
内容的に今日一番強い競馬をしたのはこの馬でしょう。
5着はスリーオリオン。5番手付近の追走でしたが、伸びずバテずといった感じで流れ込んで5着。
現時点では、上位馬との力の差があることは否めないと思いますが、オープン特別レベルなら勝てる力はありそうです。
1番人気のスマートギアは6着。この馬にしては前目の位置取りでした。そして直線も良く伸びてはいますが、さすがに今日の様な展開では厳しかったということでしょう。
評価を下げる必要はないと思いますが、こういう競馬しかできない馬なので、かなり色々な要素が噛み合わない限り、重賞を勝つのは難しそうです。
絶好調バトルバニヤンは7着。さすがに57.5kgの斤量は楽ではなかったというところでしょうか。
また1800mあたりがベストの馬だけに、直線の長い新潟では2000mはちょっと距離が長かったという部分もあると思います。充実期にあるのは間違いないので、マイル~1800mの重賞であれば勝てる力はあると思います。
以下では小生の本命イケドラゴンは10着。切れ味に欠ける馬なので、今日の様な超スローペースの2番手でいるよりも、ハナを奪ってしまった方が良かったと思います。さすがに2年目の丸山騎手ではそこまで思い言った判断を求めるのは酷かもしれませんが・・・
上位人気馬のうち前に行った馬が上位入線したという競馬でした。
流れ一つで、いくらでも着順が変わるような競馬だったと思います。
そんな中で、メイショウベルーガは4着ながら強い競馬を見せたことは、次走の狙い馬として記憶にとどめておいた方が良いでしょう。