(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

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『丸岡いずみが告白するうつ病のリアル』に共感

ネットに出てたのですが、同じうつ病だった人間として、色々共感できるところが多い記事でした。

<a ref="http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131112-00023016-playboyz-soci"丸岡いずみが告白するうつ病のリアル></a>

①「ワラをもつかむ気持ちで関連書を探したんですが、当事者が書いた本ってすごく少ない」
確かに、少ない。
そもそもうつ病と言っても症状の出方は人によって違いますし、なった状況も違うということもあってなかなか自分の状況の参考になる本が少ないというのもありますが、偏見の多い病気でもあるのでなかなか勇気をもって本当のことを書きづらいということもあるのではないでしょうか。

②(うつ病の時の心理状況について)「もうひとりの自分が俯瞰(ふかん)で見ているような感じ。」
なかなか、うまく表現されたと思います。
なんかこう、今、自分の目の前で起こっていることが他人事というか、リアルに感じられないんですよね。
だからそれに対してあまり感情もわかないし、それに対してどうしようとかもあまり考えられない。
言ってみれば幽体離脱みたいに感じていました。

③「うつ病は誰もがかかりうる『脳の病気』なんです」
その通りですね。
かかってみた実感として、というか実態としてそう思います。
自分の場合特に、悲しいとか苦しいとかそういう感情はともかく、何も考えられない、何も覚えられないなど集中力、記憶力の減退が激しくて、症状が出始めた時はうつ病ではなくて若年性のアルツハイマー病なんじゃないかと思っていました。

アルツハイマー病の人に「アイツは精神的に弱いから病気になったんだ」とか「アイツは真面目にやってない」「やる気がない」という人はさすがにあまりいませんよね?
でも、うつ病の人に対してそういうことを言う人はかなりいますが、結局同じレベルでひどいことを言っているわけです。
確かに、外から見てかなり分かりにくい病気であることは承知していますので、今ではある程度仕方がないことと思っていますが。

もう少しうつ病の実態解明が進めば、ハッキリ”脳の病気”と分かって、偏見も減ってくるのではないかと期待しています。

偏見が多い病気であるがゆえに、なかなか正面切って自分の病状を真正面から書くことが難しいうつ病
そうした状況にもかかわらず、丸岡さんが勇気を持って本を書かれたことは素晴らしいと思います。

共感するところが多い記事だったので、紹介含め久々にうつ病ネタを書く気になりました。
かなり久々に書いたのはいろいろ忙しくなっているという事情もありましたが、病気が良くなっているというのも確かで、依然薬は飲んでいるものの服薬量はかなり減りました。
服薬についても先生から「良くなっていますし、薬についても分かってきていると思うのである程度はご自分でコントロールしても良いですよ。(病院には)薬が無くなったタイミングで来ればいいですよ。」と言われている状況です。

気分の落ち込みとかも病気前、というか人生史上これまでにないくらい少ないかも。
記憶力とか集中力についてもほぼ病気前に戻ったかな?と思える状況です。
そうは言っても、できるだけストレスは遠ざけるというか、ストレスがかかりそうな状況には極力飛び込まないようにしているので、フル稼働したらどうなるかは分かりませんが。

まあ、一度死んだようなものなので、”余生”と思って無理なく生きています。
でも仮に完全な健康体でも、無理はそう長くは続かないもの。
実に高い授業料でしたが、”人間は壊れるもの”と分かったのは良かったのかもしれません。