(まだ工事中)小生のまいぺーすぶろぐ

2022年の馬券回収率は101%でした。

阪神ジュベナイルフィリーズレビュー・・・”持っている”馬の勝利

いや~、凄かったですね。ジョワドヴィーヴル
新馬勝ちの内容からはこんな圧勝は予想できなかったですね。。。
だって新馬戦が1馬身半差勝ちなのに、GⅠでは2馬身半差を付けたのですから。
 
さて、レースの流れですが、前半の半マイル(800m)が48秒、後半の半マイルが46秒9.
直線が長い阪神外回りとしてはスローペースとまでは言えませんが、開幕2週目の馬場。
先行勢に有利な流れではあったと思います。
 
勝ったジョワドヴィーヴルは中団やや後方の外目を追走。
やや遅い流れで折り合いを欠く馬が多い中、しっかりと折り合って。むしろ福永騎手に促されながら走るくらい。
この辺は新馬戦と同様でした。
直線入り口でも自分から行く気配はなく、福永騎手に仕掛けられてようやく前進。
そして直線でステッキが入り、やっと闘志に火が付きました。
そこから体が沈む感じで、大きなストライドで伸びて、最後は流す余裕を見せて優勝。
とてもここが2戦目という馬には思えませんでした。
折り合いの良さは母から、直線の伸びは父ディープから受け継いだ感じで、両親からいいとこ取りした印象です。
馬体が420kg程度で小柄な馬ですが、現状ではこれである程度完成されていると思います。
小生がライブで見た馬の中では、阪神JFの時点では最強の馬だと思います。
気性や走りっぷりから、距離はもっと長い方が良さが出そうです。
 
しかし、もっと多くのキャリアを積んだ馬を差し置いて、僅か2戦目でGⅠ制覇してしまうとは・・・
持って生まれたものの差なのでしょうが、小生のような特に何も持たずに生まれてきた人間としては、レース後に何か嫉妬にも似た悔しいような感情を覚えたのですが、ひがみ過ぎでしょうか。。。
 
2着にファンタジーS勝ちのアイムユアーズ
前走はやや後方からの競馬でしたが、ここでは掛かり気味に先行しました。
引っ掛かりはしましたが、3コーナー付近でようやく折り合い、タメを作れました。
直線でも長くいい脚を使っていますが、勝ち馬には屈しました。
前半やや引っかかったのがややロスだったのでしょうが、仮に完璧に運べていても勝ち馬に迫れたかどうか。。。
相手が悪かったとしか言いようがありません。
 
ハナ差の3着に1番人気のサウンドオブハート
やはり外枠が仇となり、前半やや引っかかってしまいました。
何とか我慢して直線を向き、ほぼ馬なりで先頭に立ちました。
しかしやはり前半のツケか、勝ち馬が来た時に全くついて行けず、最後はアイムユアーズにも交わされ3着。
大外枠で、引っ掛かったこととレース間隔がやや開いていたことを考えれば、それなりに強い競馬をしたように思います。
もう少し気性面で成長が必要だとは思いますが、ジョワドヴィーヴルに一番近いのはこの馬のように思います。
 
4着に小生の本命、イチオクノホシ。
道中はジョワドヴィーヴルのすぐ内に位置し、折り合って進めていたと思います。
しかし4コーナーで馬群のポケットに入り、すぐには追い出せないロスがありました。
僅かではありますが、こういう直線勝負で追い出しが一瞬でも遅れるのは致命傷です。
最後まで良く伸びてはいますが、4着まで。
しかし、初のマイル戦でもしっかり折り合っていい脚を使えたように、収穫のある1戦だったのではないかと思います。
距離はもっと伸びても問題なさそうです。
 
ちなみに外を締めていたのはジョワドヴィーヴルの福永騎手。
余談ですが、今年の福永騎手は自分の馬をうまくリードするだけではなく、他馬の脚を封じるという技術が向上したように思います。
麻雀で言えば、自分の手の内を整えるだけではなく、相手の捨て牌もしっかり見て、相手の狙いを封じることも忘れないという感じでしょうか。
福永騎手の今年好調の理由が垣間見えた気がしました。
 
5着にアンチュラス。
ちょうど中団の最内を追走して、直線では最内からしぶとく伸びてはいましたが、5着まで。
ほぼ理想的な競馬ができていたので、上位馬にはやや力負けの印象がありました。
それでもしっかり馬込みで折り合いを付け、直線狭いところから伸びてきた内容は今後に繋がりそうな競馬ではありました。
 
6着にガーネットチャーム。
出遅れて後方からの競馬になりました。
やや遅い流れでこの馬には非常に厳し勝ったはずですが、直線は大外からまさに飛んでくると言った感じで、2番手集団に迫り6着。
この馬も2戦目にして勝ち馬に次ぐ末脚を使っており、将来への展望が大きく開けたのではないかと思います。
まだ1勝馬ながら、必ずクラシックに乗ってくる馬だと思います。
 
7着にプレノタート。
後方からの競馬でしたが、直線はガーネットチャームと一緒に良く伸びてきました。
この馬も高い能力を見せたと思います。
 
8着に2番人気のエピセアローム
この馬も外枠で前に壁を作れず、引っ掛かり気味に前に行ってしまいました。
ずっと外を回らされ、直線では余力がなく8着。
能力は高い馬だとは思いますが、気性面での成長が課題でしょう。
 
その他ではトーセンベニザクラが10着。
外枠で外を回らされたのが堪えた部分があり、またこの流れで後方からでは厳しかったのではないでしょうか。
 
函館2歳Sの勝ち馬ファインチョイスは11着惨敗。
掛かり気味に前に行ってしまいました。
直線では既に余力なし。
現状では阪神のような直線の長いマイル戦ではやや厳しそうです。
 
アナスタシアブルーは12着。
好位で流れに乗っていましたが、直線で反応できませんでした。
ちょっと瞬発力に欠ける印象で、この遅めの流れが向かなかったのかもしれません。
 
3番人気のラシンティランテは掛かり気味に先行しましたが、残り1Fで失速。
前走1600mで圧勝でしたが、予想でも書いたように馬場を考えれば時計的にはそれほど優秀ではなかったのではないかと思います。
とはいえ、折り合って行ければさすがにもう少し走れる馬だとも思います。
 
ジョワドヴィーヴルが混戦模様だった牝馬クラシック戦線から一瞬で頂点に立ちました。
故障さえなければ、間違いなくクラシックで主役を張る馬になるでしょう。
 
 
・・・やっぱり何か悔しいなぁ。。。