開幕週でどの馬も前に行こうとしてスタート後の直線はやや競り合いましたが、キャプテントゥーレの逃げに収まると意外にペースが落ち着きました。
さてそんな中勝ったのは断然の一番人気ヴィクトワールピサ。
予想通りスタートダッシュが付かず、後方からの競馬になりました。
さすがに開幕週でこの競馬では辛いのでは？と思いましたが3コーナー付近から大外を回ってグングン加速。
直線入り口付近で馬群をまくり切って先頭に立ち、最後は余裕を見せ、激しい2着争いを尻目にゴール。
あのディープインパクトを思い起こさせるような強烈なマクりで、力が違うという勝ちっぷりでした。
後方からでは辛いのでは？と思いましたが、全然おかまいなしでした。すみません。
それにしても予想以上の勝ちっぷりでした。
まだ4歳の春でまだまだ成長中なのでしょう。
現役最強の1頭であることを自ら証明しました。
2着はハナ差でキャプテントゥーレ。
逃げの手に出たのは想定された展開でした。
馬体減もむしろ絞れた感じでしたが、直前の動きがもう一つとのことで評価を落としてしまいました。
レースでは勝ち馬はさておき、中山の開幕週で前が止まらない馬場を存分に活かして粘り込みました。
次走はマイラーズCでしょうが、引き続き好勝負できそうです。
3着に小生の本命、リーチザクラウン。
ヴィクトワールピサほどではなかったですがいい脚で追い込んで来ましたが、痛恨のハナ差3着。
とは言え、今日は道中我慢が効いていましたし、脚質転換してから一番いい形でレースができたとは思います。
開幕週で外を回ってこの着順なら良しとすべきところなのでしょう。
この馬も次走はマイラーズCなのでしょうが、直線が長くなるので昨年に引き続き連覇の可能性大です。
4着にマルカボルト。
キャプテントゥーレが速く逃げられませんでしたが、最内枠を活かしていい形でレースができていました。
重賞では足りない印象がありましたが、条件が良かったにしろG1級の3頭に次いでの入線は立派です。
ローカル重賞あたりならすぐにチャンスがありそうです。
5着はレッドシューター。
オープン特別連続2着からここへ。
開幕週なので先行して来ましたが、外枠のため道中常に外を回らなければならなかったロスがありました。
その内容で5着なら立派でしょう。
この馬もマイル重賞（ダービー卿CTあたり）ならすぐにチャンスがありそうです。
2番人気のリルダヴァルは6着。
2番手を進みましたが、2kg重い斤量を背負っているキャプテントゥーレには突き離され、その上後ろからも交わわされるという完敗でした。
もう少し走れる馬だと思うのですが・・・
休み明けから結構レース数をこなしているので、ちょっと調子落ちなのかもしれません。
この馬としてはやや不可解なほどの凡走でした。
その他ではアロマカフェが8着。
休み明けでこの相手ではさすがに辛かった感じです。
またもう少し長めの距離が合う感じもします。
叩かれての良化に期待です。
中山巧者キョウエイストームは中山で初の着がいとなる9着。
さすがにこの相手ではきつかったでしょうし、小細工のききにくい外枠も災いした感じです。
是非ドバイでもこの走りを見せて欲しいと思います。
